MORRIE

かなり激しい変化を見せながらも、一貫して特徴的なMORRIEのボーカルスタイルについて。
内容の濃いレポートをいただきました。どうもありがとうございます!

(レポートを読むときに、参考になる音源を1分程度づつ掲載しました。
アプリケーション持っていない方は下のリンクでGETして下さい。)

こうして聴いてみると、今後は歌詩についても研究のしがいがありそうですね。

Real Player

大塚基之氏における時間経過と声の広がり  

by NORRIE

前にも述べた様に大塚氏のボーカルスタイルは音源毎に変わってきた。以前のスタイルは衝撃的でかなりインパクトがありますが、ボイストレーニング(絶対してるハズ)によりかなりマイルドで深みのある唄になってきました。

どの時代をコピーするかは自由ですが、声楽を少しかじった私としては、ZEROから入るのが良いのではないかと思います。ソロになってからは難しさも出てくるのでやはりZEROからでしょう。

歌唱法(シャンバラ〜ソロ)はというと、

1.まず基本的にこれ以上無いくらいタメて唄う。
2.声をなるべく口の中で響かす様に。
3.声楽を学びお腹から声を出す。
4.歌詞カードに無い歌詞を唄う。
5.たまーに声にディストーションかけられるとナイス。

全く参考になりませんが、私の気を付けるポイントはこれです。

参考に聴いてみましょう

アルバムZEROより

●I'M IN A COMA(部分)を
REAL PLAYERで聴く モデム用

●I'M IN A COMA(部分)を
REAL PLAYERで聴く ISDN用

morrie の唱法分析  

by 濱岡 "die" 大輔

まずは、最近手に入れた音源である、「薔薇色に染まる」を例に。

最初は morrie節はなりを潜めております。が、やはりさびで炸裂。「あぁぁ、ばぁらいろにそまるぅぅぅぅ」の部分。

この「あぁ」と「そまるぅ」のこぶしの回し方が morrie 節の特徴だと思われます。
ポイントは、大きなビブラート。
上では、小さな「ぅ」と小さな「ぁ」で表現しましたが、歌うときは、大きな「あ」や大きな「う」のつもりで、はっきり母音を発音して、ビブラートをかけましょう。
あるいは、母音が「お」ならば「おぅぉぅぉぅ」、母音が「あ」なら「あぅぁぅぁぅ」ぐらいのつもりで。
この特徴は、過去の morrie 節から、最新の morrie 節を通しての特徴だと思います。

初期 morrie (「Dead Line」〜「Ghost Of Romance」)の特徴としては、のどを絞めた歌い方。キーが高いとどうしてものどを絞めてしまいがちになります。初期の作品は、本人の本来のキーには合ってません。そうなると、どうしてものどを絞めざるを得ません。「Dead Line」〜「Ghost Of 〜」にかけては、ディストーションボイスの様に聞こえますが、意図してる部分もあるでしょうけど、意図しない部部もあるかと思います。これものどを絞めることに起因します。

初期の曲を歌った後期 morrieで、例として、私の大好きな「Sacrifice Of the Vision」をオリジナル音源と聞き比べてみると、明らかに違う点としては、さびの手前の部分「Song Of Your Nightmare」などの部分をビデオでは歌っておりません。この曲で一番高い部分に当たります。それ以外にも、聞いた感じがまろやかになってると思います。これは何故かというと、後期 morrie は正しい発声をしているせいで、のどを拡げたような歌い方になってるからです。

意外にも、「Replica」の「白日夢を墓場に変えて〜」の部分にも多少、正しい発声が見られます。

参考に聴いてみましょう

●薔薇色に染まる(部分)を
REAL PLAYERで聴く モデム用

●薔薇色に染まる(部分)を
REAL PLAYERで聴く ISDN用

(歌詩もすごいです。)

●Sacrifice Of the Vision(部分)を
REAL PLAYERで聴く モデム用

●Sacrifice Of the Vision(部分)を
REAL PLAYERで聴く ISDN用

(DEAD LINE収録のものです。
HYPER d収録のものもアップしようかな。)



このページの写真は、BMGジャパン様には掲載許可をいただいています。
このページの音源については、BMGジャパン様は「判断が難しい」とおっしゃっているのに、独断で掲載してしまいました。