「psychoscape」についての解説



「psychoscape」(サイコスケープ)は1988年9月24日の渋谷公会堂公演を
収録したもので、セルビデオとして売り出され、だいぶ前に廃盤となっていましたが、
今回やっとDVD で再発されました。

まだご覧になってない方へ、自分なりの説明など。

この時のDEAD ENDは「shambara」発売の後で、ライブでも「shambara」の世界観を
構築していると思います。これがまた、かっこいいんですよ・・・。

床には星形の魔法陣が描かれ、ピラミッドのような三角形の階段のあるステージ。
照明や特効なども派手すぎず、しかし要所に背筋寒くなる系のキメ技をだして、
心憎くくまとまってます。
当時のDEAD ENDがめざしていた方向がはっきり感じられます。
MORRIEは切り裂きTシャツ、COOL JOEはガーターみたいにレザーパンツを吊ってます。
MORRIEは一切MC無し。

あと、「psychoscape」は映像としても世界観があると思います。
下手のクレーン、ステージ下のレール、ステージ背後のリモコンなど、
カメラクルーも上手い人が多かったんじゃないでしょうか。
語りすぎない余白が美しいです。
編集も落ち着いていて上品だし、監督の、DEAD ENDを描くためのしっかりとしたコンセプトが感じられます。
強いて言えばMINATO用にもう一台カメラが欲しいかも。COOL JOEさんはゾクッていう感じに撮れてます。


と言うように自分としては傑作と思う「psychoscape」は、
当時はVTM-159でビクターから
発売されていました。
DVDで再発、嬉しいです。皆さんもぜひご覧になってくださいね。

DEAD END映像については、MOVIEのコーナーにも情報があります。